1年以上ニキビに悩んでいるなら、もう答えは出ている

ニキビ治療の最適解について大公開します。
保険の薬、市販の化粧品、美容クリニックのレーザー…選択肢が多すぎて、結局どれが正解なのか分からない。
私もそうでした。いろんな治療を試して、お金も時間もかけて。でも結局、ニキビは繰り返す。
「一生俺ニキビに悩まないといけないの?」って諦めかけていた時期もありました。
でも、今なら断言できます。
1年以上ニキビに悩んでいるなら、イソトレチノイン治療を真剣に検討すべきです。


これは、私が実際に治療を受けて、人生が変わった実体験から来ている確信です。
もちろん、副作用のリスクはあります。でも、それを正しく理解してコントロールすれば、「ニキビをなくすことができる」という、他の治療では得られない結果が待っています。
(絶対治せるわけではないですけどね。)
イソトレチノインの「怖さ」は、正しく理解すれば怖くない

「イソトレチノインって、副作用が怖いんでしょ?」
この質問、本当によく聞きます。
たしかに、ネットで調べると催奇形性、肝機能障害、乾燥…「え、そんなに危ないの?」って思いますよね。
私も最初は同じでした。
でもね、ここで大事なのは「リスクの正体を知ること」なんです。
副作用は「コントロール可能」なリスク
イソトレチノインの主な副作用は3つ。
- 催奇形性 – 妊娠中の服用で胎児に影響が出る可能性
- 肝機能障害 – 肝臓の数値が上がる可能性
- 強い乾燥 – 皮脂分泌が抑えられることによる乾燥
でもね、これ全部、自分でコントロールできるリスクなんです。
催奇形性は、治療前1ヶ月、治療中と治療後6ヶ月の避妊で防げます。(医師による)
肝機能障害は、1〜2ヶ月に1回の血液検査で早期発見できます。乾燥は、保湿剤で対処できます。
つまり、「医師の管理下で、決められたルールを守る」だけで、リスクは最小限に抑えられる。
私みたいなリスク管理は絶対やらないで
私の場合、「薬剤師だから大丈夫」と舐めた気持ちで挑んでしまい、
- イソトレチノインをタイ、シンガポールから個人輸入
- 医師の診断を受けずにイソトレチノインの服用を開始
- 血液検査を服用開始1ヶ月後のタイミングしかしていない(数値はクリア)
- これを1年近く続けた
今思えばとんでもなく危険な行為をしていました。個人輸入は本人が使うには法律違反ではありません。
ただ法律云々の話ではなく安全性を考慮すると医師監修のもとに治療した方が絶対に良い。
なぜなら万が一の副作用による代償が一生残るから。
催奇形性、肝機能障害、乾燥etc…
この中で一番怖いのは永続的に肝障害が残ることです。
肝障害になると体内で解毒することができなくなるので、
- 感染症による重篤リスク向上
- 肝臓で解毒される多くの医薬品が飲めなくなる
- 全身の倦怠感、疲労感
- 肌が黄色くなる(黄疸)
このようなリスクが常にあることを意識してください。
だからこそ、イソトレチノインを使うときは医師監修の方が良いのです。
私のことは反面教師にしてください。
なぜイソトレチノインを勧めるのか?
散々イソトレチノインに対してディスってしまいましたが、
結局私が服用中に体感したデメリットは唇の乾燥が尋常じゃなかったくらいです。
それ以外はマイナスなところはなく、むしろ1ヶ月くらい経過したら明らかに脂肌じゃなくなりました。
1,2ヶ月経過する頃には繰り返し再発していたニキビが改善してきて、半年経過した頃には完全になくなりました。
しかも服用終了後も継続的に効果がある。
(服用終了から1年経ちましたが脂肌ではありませんし、ニキビもほとんどできなくなりました。)
before(2023年3月)/after(2025年8月)


アメリカの厚生労働省では昔から承認を受けているこの医薬品を、なぜ日本では導入されてないのか。
不思議でたまりませんが、めっちゃオススメできる自費診療です。
イソトレチノインでかかる費用目安

イソトレチノインをクリニックで処方してもらう場合、だいたい相場は30日あたり1.5万〜2万円くらいです。
イソトレチノイン専用のオンライン診療の場合は1ヶ月5千円以内のところもあるみたいです。
これを半年から1年程度続けることになります。
ちなみにイソトレチノインは投与量の目安として、累積投与量と呼ばれる指標をよく使います。
累積投与量とは、体重1kgあたり120mg以上の累積投与をすればニキビができなくなるよ〜とする考え方です。
例えば、私は体重62kgなので、
62kg×120mg=7440mg(累積投与量)
7440mg÷20mg(1日あたりの摂取量)=372日(合計服用日数)
このような感じで計算出来ます。
1日の服用量を上げればその分早く到達できますが、
乾燥の副作用が尋常じゃないので先生と相談の上で決定になります。
副作用への対処法:私の実体験から学んでほしいこと
ここからは、私の実体験をもとにした副作用への対処法をお話します。
1. 血液検査について:先生の指示に従うこと
先生によっては血液検査を全くしないところもありますが、その場合は自主的に血液検査を近隣病院で受けてください。
2. 催奇形性への対策:徹底した避妊が絶対条件
これは本当に大事なので、何度でも言います。
治療前1ヶ月治療中と治療後6ヶ月は、必ず避妊してください。
(医師の方針による)
具体的な日数制限は医師によりますが、これは絶対に守ってください。
3. 乾燥対策:保湿剤の「質」で全てが変わる
ここが一番伝えたいポイントです。
イソトレチノイン治療中の乾燥、正直めちゃくちゃキツいです(笑)
でも、保湿剤の選び方次第で、快適度が全然違います。
私が実際に使っていた保湿剤
当時、私が愛用していたのはatopigという赤ちゃん用のワセリンスプレーでした。
これが本当に神アイテムで:
- ワセリンなのにベタベタしない
- サラサラなのにもちもち感が続く
- 長時間保湿が持続する
残念ながら今は販売終了しているんですが、類似商品がいくつかあります。
今使うならこれ:おすすめ保湿剤2選
1. ALITTLEのワセリンホイップ

atopigと同じコンセプトの商品。赤ちゃん用で、ムース状のワセリンです。
2. ヒルマイルドライト(乳液タイプ)

当時は使っていなかったけど、今の私なら絶対これを選びます。
医薬品として使われるヘパリン類似物質の成分が配合されていて、そこらへんの化粧品とは格が違います。
具体的な保湿ルーティン
私が実践していた方法:
朝のケア:
- 洗顔後、化粧水をたっぷり
- ワセリンスプレーを全顔に薄く伸ばす
- 日焼け止めをつける(季節関係なし)
夜のケア:
- 洗顔後、化粧水をたっぷり
- ワセリンスプレーを全顔に薄く伸ばす
日中のケア:
- 保湿剤を常に持ち歩く
- 乾燥を感じたらすぐに保湿
- トイレに行くたびに塗り直すくらいの気持ちで
イソトレチノイン服用中以外でのスキンケアについて知りたい人はこちらの記事もオススメです。
この記事に春夏秋冬でどの日焼け止めクリームをつけるべきかも書いてあります!

イソトレチノインを選ぶべき人、選ばない方がいい人
イソトレチノインは、確かに強力な治療法です。でも、全ての人に向いているわけじゃない。
こんな人にオススメ
- 1年以上ニキビに悩んでいる人
- 中〜重度のニキビがある人
- 何度も再発を繰り返している人
- 医師の管理下でしっかり治療できる人
- 定期的な通院と血液検査ができる人
特に、「1年以上」というのは一つの基準だと思います。1年悩んでいるなら、もう保険診療では限界がある可能性が高い。
慎重に検討すべき人
- 最近ニキビができ始めた人 – まずは保険の薬から試すべき
- 軽度のニキビの人 – リスクとベネフィットのバランスを考えて
- 子供を作りたいと考えてる人 – 治療後の避妊期間も考慮して
- 定期的な通院が難しい人 – オンラインで対処可能だが血液検査は個人的に必須
イソトレチノインは、「最近できた軽いニキビ」を治すための薬じゃありません。
「何をやってもダメだった人」のための、最終手段的な治療法です。
私からのメッセージ

もしあなたが
1年以上ニキビに悩んでいるなら。
毎朝鏡を見るたびに憂鬱な気持ちになっているなら。
化粧でも隠しきれないニキビに、自信を失っているなら。
一度、美容皮膚科で相談してみてください。
イソトレチノインは、日本では未承認の薬です。だからこそ、必ず医師の管理下で治療を受けること。
個人輸入は絶対にやめてください。
リスクを正しく理解して、医師と一緒にコントロールする。それができるなら、イソトレチノインは「ニキビ人生を終わらせる」力を持っています。
私は、この治療を受けて本当に良かったと思っています。
唯一の心残りは医師監修で治療を受けなかったことですが…
あなたも、ニキビに悩む人生を終わらせませんか?
皆さんの頑張りの先に楽しい未来が待っています!



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