面接では言えない、薬剤師になった理由

こんにちは、れんです。

私は過去15年間、肌と恋愛コンプに悩み、約800万円を溶かしてきた人間です。

…クラスカースト最下位だった私が、
とあるきっかけで、恋愛への捉え方が変わり、

2ヶ月間で21回デート
告白前デート3人同時並行
pairs500いいねの美女と交際

これらが実現した、経験をもとに
絶望を希望に変える、ヒントを密かにお届けしています。

私は、つい最近まで、
資格というものに囚われ続けてきた人間です。

理由は、シンプル。

自分に、自信がなかったから。

自信のなさを自分の中で埋められないから、
目に見える証明書に、すがりたかったんです。

私の本業は、薬剤師です。

ただ今日は、資格の取り方の話ではありません。

先日、自分の過去を文章に起こしていて、
気づいてしまったことがあるんです。

私が資格を取った理由と、
私が恋愛から降りていた理由が、まったく同じだった。

資格は、「これさえあれば、認めてもらえる」。

恋愛は、「これがないから、認めてもらえない」。

矢印の向きが違うだけで、
どちらも自分の価値を、外側に決めさせている

だから今日は、資格の話から始めて、
最後はコンプレックスの話に着地します。

なぜ私が、この資格を取ったのか。
実は、ほとんど語ったことがありません。

面接で堂々と言えるような、
人に誇れる動機じゃなかったから
です。

目次

薬剤師になった「面接用の理由」

人に聞かれたら、いつもこう答えてきました。

「高校時代に父ががんになって。抗がん剤で命を取り留めたんです。薬ってすごいなと思って」

これ自体は、嘘ではなく事実です。

父はあのとき、本当に薬に救われました。

面接で話せば、面接官が深くうなずいてくれる。

そういう、面接用の理由です。

でも。

この理由を口にするたび、
胸のあたりに、小さな引っかかりが残る。

その正体に気づいたのは、つい最近のことです。

私は今、コンプレックスをテーマに発信をしています。

自分の過去を掘り返して、
ブログやメルマガにまとめるのが日常です。

そうやって10年以上前の自分を掘っていたある日、
ふと、手が止まりました。

薬剤師に、憧れていたわけじゃない。

薬の仕事に、心が躍ったわけでもない。

……じゃあ俺、なんで、
あんなに資格が欲しかったんだっけ?

……あ。俺、薬に惹かれたんじゃない。
“言い訳”に惹かれたんだ

正直に言うと、薄々、分かってはいたんです。

でも、認めたくなくて、
学生時代からずっと蓋をしてきました。

言葉にした瞬間、
自分が惨めになるのが分かっていたから。

進路を決めたのは、私じゃなかった

私は、自分の肌が汚かったから、薬学部を選びました。

……意味が分からないですよね。
順を追って話させてください。

高校時代の私は、顔中のニキビに覆われていました。

でも、時間は止まってくれません。

学年が上がるたびに、
「進路」の二文字が近づいてくる。

そこでちらつくのが、
憧れの「キャンパスライフ」でした。

部活仲間と、恋に落ちたり。
バイト先の先輩を、好きになったり。

かけがえのない仲間とUSJに行って、
卒業旅行は、ヨーロッパで。

でも、私はそれができない側の人間だと思っていました。

肌は汚い。

そして中学高校の経験は、
「自分には価値がない」と思い込むのに十分だった。

キラキラした場所に行けば行くほど、

周りの光と自分の影のコントラストで、
自分が惨めに見えてしまう。

告白すると私は、普通の大学のパンフレットを、
開くことすらできませんでした。

開けなくても、中身が見えてしまうからです。

例えば、早稲田大学の大隈重信像。

その周りに群がる新入生。

サークルの新歓ビラを配る先輩。
付き合いたてで、距離の近い男女。

そんなキラキラな宣材写真。

誰かに見せられた写真ではありません。

全部、私が勝手に想像した景色です。

そして想像の中の私は、
その輪の中に、立つ資格はありませんでした。

あ、ここは、俺の行く場所じゃないな

ただ、それを認めるわけにはいかなかった。

認めてしまったら、

人生の負け組というレッテルを、
自分の手で、自分に貼ることになるから。

だから私は、すり替えたんです。

大学は、勉強するところでしょ?

お前らが遊んでる間に、俺は資格を取る。

オレは無駄な時間を使わず、お前らよりも有意義な学生生活を送ったんだ。
——ざまぁみろ。

当時の私は、本気でそう思っていました。

でも、今なら分かります。

あれは、恋愛という挑戦をしない言い訳のために、
何十にも着込んだ、鎧でしかなかった。

実際に、薬学部は、勉強漬けで有名です。

だから、こう言えてしまう。

「恋愛?サークル?忙しくて、それどころじゃないんだよね」

恋愛できないんじゃない。
“しない”んだ。勉強があるから。

私が欲しかったのは資格じゃなく、堂々と逃げるための大義名分でした。

思えば、志望した高校も。志望した就職先も。
それが理由…

まるで、操り人形です。

手にも、足にも、頭にも、
コンプレックスという見えない糸がピーンと張ったピアノ線のように、

「こっちへ行け」とグイグイと引っ張られ、
私はそっちへ強制的に歩いていく。

人生の選択のほとんどは、
私ではなく、コンプレックスに操られていたのです。

薬局が「淀んだ沼」に見えてきた

そして、時は過ぎ去り、
薬剤師になって、はや数年。

誤解しないでほしいのですが、
薬剤師は尊い仕事だと、頭では思っています。

実際に人の命に携わる仕事でもありますし。

麻薬や毒物などを扱う機会もあるので、
やろうと思えば、人を殺めることもできる。

そんな毒にも、薬にもなるものを常に扱ってる。

だから、本当に尊い仕事です…

でも、ある種の「大義名分」で、
薬剤師という業界に入った私には、

どう、、、しても、、、

職場が、淀んだ沼のように見えてしまうんです。

変わらない人間関係。

箱庭ような薬局という環境で、1日8時間が経過していく。

風邪なら、AとBの薬。
アレルギー性鼻炎なら、Cの薬。

出すものは、だいたい決まっている定型業務。

◯✕クイズを延々と解き続けているような感覚。

それを、ずっと。
人によっては一生。

そしてある日、気づいてしまったんです。

「俺、薬剤師に……飽きてるな」

「これ、俺じゃなくてもいいんじゃないか?」

そんな、気持ちのまま白衣を着ることは、

薬剤師に誇りを持って働く同僚にも、
目の前の患者さんにも、

失礼なんじゃないか。

そう思い始めていました。

言い訳で選んだ場所は、
いつか必ず、限界が来るのです。

私に価値があるのは、資格ではなくコンプレックスのほう。

2025年に、とあるきっかけがあり、
私の世界の見え方は180度変わりました。

15年間、消したくて仕方なかったコンプレックス。
ズタボロだった過去。

それに、使い道があると知ったのです。

薬剤師は、資格がないとできない仕事です。

でも裏を返せば、
資格さえあれば、私じゃなくてもできる仕事です。

一方で。

肌のコンプレックスに15年悩んで、
遠回りして、遠回りして。

それでも「自分にも価値があるのかもしれない」と
思えるところまで、戻ってきた。

この経験だけは、
世界中で、私にしか語れません。

そう思えた瞬間、
ずっと逃げてきた「挑戦」に、初めて本気になれました。

挑戦とは、発信です。

この経験をブログやメルマガにまとめて、
昔の私と同じように動けずにいる誰かに届けること。

私はそれを、仕事にしようとしています。

そのために私は、最近、転職をしました。

ちなみに、話が少し脱線しますが、
なんで転職したのかを話させてください。

前の職場(薬局)は、実家から遠かった。
でも、薬剤師の業界の中では、給料が高めでした。

あのまま勤めていれば、
薬剤師として、そこそこの高年収側にいられたと思います。

でも、今回の転職は、
年収を上げるためでも、
薬剤師としてスキルアップするためでもありません。

自分のビジネスに、全フォーカスするための転職です。

副業への理解があって、働きやすい職場。

言ってしまえば、

薬剤師からフェードアウトしていくための、
準備の転職です。

年収は、約80万円下がりました。

自分から、下げたのです。

いま私は、薬剤師の資格を
「強み」だとは思っていません。

下がった80万円は、
薬剤師以外の何者かになるための、時間への投資

だからこのスケールダウンは、
私にとって「負け」ではなく、

次なる挑戦のための、第一歩です。

「せっかく取った資格なんだから、使い続けなきゃ」と
しがみついていた頃の私からは、考えられない選択です。

思えば、進路も、就職も、
ずっと糸に引かれるまま選んできた私が、

人生で初めて、自分の意思で選んだ進路かもしれません。

それでも私は、資格を捨てない

ここまで読んで、
「この人、薬剤師が嫌いなんだな」と思われたかもしれません。

逆なんです。

今の私にとって薬剤師の資格は、
挑戦を支えてくれる、ありがたい土台です。

「失敗しても、食いっぱぐれはしない」

という安心をくれる。

この安心があるから、思い切り挑めるのです。

……おかしな話だと思いませんか。

逃げるために取った資格が、
今は、挑むための土台になっている。

資格そのものは、1ミリも変わっていないのに。

変わったのは、意味だけです。

「せっかく取ったんだから、使い続けなきゃ」と、
資格にしがみついていた頃の私。

「せっかく取ったんだから、最大限利用してやろう」と、
次のステップの土台にしている今の私。

持っているものは、同じ。

考え方だけが、変わった。

そして、気づくのです。

これ、コンプレックスと同じ構造だなって。

私のコンプレックスの根源であった、
ニキビ跡も、クレーターも、完全に消えたわけではない。
今だって、鏡を見るのは得意ではありません。

でも、今ではそれで良いと思っています。

「隠すべき汚点」から、
「誰かに語れる経験」に。

変わったのは、「使い道」だけなんです。

あなたにも、もしかしたら、あるかもしれません。

本当の理由には蓋をして、
言い訳で選んできた何かが。

資格かもしれないし、仕事かもしれない。

「もう恋愛はいいや」という、
諦めかもしれない。

それを無理に捨てる必要も、
消えるのを待つ必要も、ないと思うんです。

私は、資格を捨てずに、挑戦の土台にしました。

過去を消さずに、人に語れる仕事にしました。

消せなかったものにこそ、使い道がある。

今は、本気でそう思っています。

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

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